ある地方都市のはずれにとてもめんどくさがりな酪農家がおりました。街一番のめんどくさがりなので、いつも50連ハード搾りを繰り返していました。ところが、これも面倒になった酪農家は50連作業の結果まで予想してもっともっと楽を出来ないかと考えました。50連作業ではブレ幅がとても大きいので、1回作業にばらし、ブレ幅を小さくすることで、精度が上げようと考えました。さてさて、この酪農家は楽をすることが出来るのでしょうか。
ある酪農家の酪農レベルは12です。こういう時はとてもマメで倉庫のミノタウロス♀の数も500頭に揃えました。酪農家組合ではハード搾りの結果は(ミノタウロス♀)500頭で最高値になるようだ。と結論づけられていました。
1回作業を258回くり返し、平均値と標準偏差を出してみました。
平 均(個) | 43.47 |
標準偏差(個) | 14.27 |
最小値(個) | 20 |
最大値(個) | 70 |
生産数の幅(自由度)が当初の予想よりもかなり広いようでした。
最大と最小から期待される平均値は45です。
この値は50倍すると2250で、50回作業の平均と似ています。
まあまあ悪くない値じゃないかと考えました。
問題はこの後です、酪農家は最大のミスを犯します。このミスは何度目でしょうか。
生産数をカイ二乗検定し、出現率に差が無いことを示そうとしました。これは無理です。
差が無いことを肯定したところで、「ハード搾りは均等に出ないとは言い切れない」という歯切れの悪い回答しか得られません。同等性検定や非劣化検定という、差が無いことを積極的に示す方法があるのですが、これらの方法は正規分布していることが条件だったりしてうまくないのです。正規分布しているかどうかわからないのです。
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